30代が始める歯列矯正経過記録【07-1】

昼の時点で処方された痛みどめを全て飲みきってしまった。
土曜の昼から、効果が切れて痛みが再発した瞬間即飲んでいた。全く痛みが取れない。
昨日は突然上唇が軽く痺れ始め青くなってきたので、慌てて検索してみたが特に症状名は出てこなかった。1日で治まったのでとりあえず安堵した。

今夜からはバファリンを痛み止めとして服用していく。
相変わらず痛い。特に右側が痛い。常にずくずくと痛む。
鏡で見てみると、左側は白っぽいゼリー状のものがあるのに対して右側はぽっかり赤黒い穴があいている。白っぽいゼリー状のものがない。
白っぽいゼリー状のものが血餅だとすると、まさか右の血餅が取れてしまっているということだろうか？
注意事項は厳守し、食物も柔らかいものしか取っていなかったにも関わらず。

血餅について調べてみる。

当日は赤黒い塊、3日程から白く変化していくらしい。
左側はぶよぶよしたものが白っぽくなっており痛みもないので、順調ということなのだろう。問題は右だ。常に痛い。本当に痛い。

さらに読み進めていくと、ドライソケットという症状があることを知る。この可能性があるのではないか。

以上のことを踏まえると、ドライソケットではないようだ。
左側と比べて治りが遅いだけ、ということなのだろうか。

2～3日続くと言われる痛みのピークは過ぎたので、そろそろ明日からは痛みが引いてほしい。仕事中も痛くてとてもしんどい。

10/10（木）

一昨日、昨日朝と深夜は、痛みや疼きがそこまで気にならなかったので痛み止めを飲まずに済んでいる。
しかし、今朝突如痛痒さとむず痒さが再発した。
例えるなら、腕や足の傷口が直る過程で妙にかゆくなって掻き毟りたくなる衝動に駆られる、あの感覚に似ている。
歯茎も同じように、抜歯し傷つき開いた穴をふさごうとして痛痒くなるのだろうと考える。

痛いより痒い。むずがゆい。歯が浮いたように気持ち悪い。しかしどうにもできない。猛烈に辛い。正直言って矯正器具を付けた1週間よりも精神的にキツイかもしれない。

会社に到着して1時間で我慢できず、すかさず痛み止めを飲む。
効果が切れる夕方、やはり我慢できず再び摂取。

帰宅後、早速患部を鏡で確認してみると、変化があった。
特に痛んでいた右側の傷口が、ぽっかりと穴が開いていた。
抜いた後しばらくずっと血が溜まって穴が空いたように赤黒く見えていたのだが、今回は違う。
血の塊が消失し、本当にぽっかりと空洞になっていた。
食べても何をしても痛みはなく白いものも見えないので、ドライソケットではない。
傷口が回復し血餅がまるっととれたのだろうか。綺麗に穴が開いていて、妙にゾワゾワする（『蓮コラ』と言われる、蓮の花托の穴を見ているような）。何かを穴に突っ込みたくなるような衝動にかれらてゾクゾクするが、もちろんそっとしておく。
穴も小さくなった気がするし、治りが遅いと思っていたが実は着実に回復していたのだ。

右側に比べて痛みが無く安定して回復していると思われる左側は、画像検索で見たとおり白くなってきている（その画像よりは全然白くない）。まだ穴に白くなった血餅が詰まっているようだ。しかし傷口が縮小したように思えるので、じきに右側のように自然に取れるのだろう。
あとはこの疼きと痒みが収まってくれれば言うことはない。

歯磨きして改めてみると、左側は赤黒く穴が開いた状態になっていた。血餅がつまっているのではなく、赤黒い穴が凹んでいるような見た目。こちらも血餅は取れてきているということなのだろうか。

10/12(金)

相変わらず痛みはないが痒みはある。午後に痛み止めを飲んだ。

夜に観察すると、左側もぽっかり穴が開いていた。赤黒い血餅はなくなって綺麗な空洞になっている。炊飯前の白米サイズくらい。やはり蓮コラを思い出してゾクゾクする。
この状態で白米を食べたら、穴にすっぽりと入りこんでしまいそうだ。

右側は穴が小さくなっていた。これからさらに収縮していくのだろうか。

画像検索では血餅が白くなっていきそれが自然と取れるとあったのに、私は左側のみしかこの現象が起きなかった為、流れがあまり実感できていない。少し不安になる。個人差があるのかもしれない。

10/13(土)

気付くと、全く疼きが無くなっていた。痛みも勿論ない。余りに唐突で突然だった。

右側も左側も、今まで見えなかった抜歯後の穴の肉の底が見えてきた。少しずつ新たな肉で埋められているらしい。傷口の治癒が完了したということなのだろう。

以降数日が経過しているが、肉で穴が埋まっていくことはなく、穴のサイズも変化が無く、ぽっかり穴が開いたままの状態が続いている。
画像検索してみると、本来は歯肉で埋まるらしい。若干不安を覚えるが、相当時間がかかるのかもしれない。