障害年金について市役所へ赴いた話

市役所へ向かう

障害年金の申請方法について調べるため、まずは市役所へ向かうことにした。
久しぶりの市役所だが、バス停位置はしっかり把握しているので滞る事なくバス停がある筈の場所へ足を運んだ。
しかし、来てみればそこには停留所代わりに「降車口」と書かれた、まるで跡地のような看板に変わっていた。表裏を見ても、時刻表さえない。念の為そこから先を少し歩いてみたが、何も無い。
こういう時、広場の大きな看板を見に行けば解決すると、いつぞやのバス停変更事件を思い出し、すぐさま広場へ向かった。
そこには一際デカデカと、市役所行きのバス停案内が書かれていた。右下には以前見た、バス停変更の貼り紙がある。どうやら、工事中だった為に一時的に場所が変わっただけのようで、つまりは以前と同じ停留所に戻ったということのようだ。
その停留所は、2社のバスが通っており、並び場所を間違えるととんでもないことになる。慎重に地面に書かれた線を確認する。
一番乗りだったようで、ベンチには誰も座っていない。腰掛け、15分ほど待つ。ここは屋根がついていて日陰になっているので風が涼しい。
バスに乗り込み、市役所前のアナウンスでボタンを押す。降りる際に障害者手帳を見せると運賃を半額にしてくれるそうなので、PASMOをタッチする前に運転士に一声かけながら手帳を見せた。すると運転士が何か操作を行い、同時に[ピッ]と音がした。どうやら、これで半額設定になったようだ。

国民年金課へ

バスを降り、屋内に入る。珍しく空いていた。とりあえず真っ先に2階の障害者支援課へ向かう。どの窓口も満席だったので後ろの待ち椅子に腰掛ける。するとまもなく職員が要件を伺いに来てくれたので、障害年金の申請方法について聞きに来たと伝えた。
職員の話によると、障害年金については1階の国民年金課が担当ということで、そのまま1階に戻り出入り口付近にある案内板を眺めながら、国民年金課の場所を探す。突き当たりの右奥にあるガイドポールに『国民年金課』と書かれた張り紙が見えた。受付には既に人がいて、1人が並んで入りる。場所の都合上、その人の左横に並んだ。

前の人が呼ばれて前に詰めながら待っていると、右隣の受付から男性職員に「こちらへどうぞ」と呼ばれた。
私が要約を伝えると、番号の書かれた紙が発行され、左奥の受付近くで待っているように言われた。
少し離れているが電光掲示板が見える、ちょうど一番奥の空いている椅子に腰掛けた。ポケモンGOでポケモンをひたすらゲットして落ち着いてきた頃、別の男性職員に番号が呼ばれ、今度は一番右奥の縦に並んだ簡素な窓口へ案内された。
椅子に座り、そこでも要約を伝える。病名を聞かれたのでうつ病院だと答えた。その後「障がい者手帳はお持ちですか?」と訊かれたので鞄から取り出し手渡す。中身は見ず表紙だけ確認したあと「少々お待ちください」と席を外した。
ここで思ったのが、障害年金の申請には、障害者手帳の有無が関係してくるのかということだ。ホームページで調べた時には、そのような記述はなかった。持っていた方が申請が通りやすいという事なのだろうか。いずれにせよ、先に障害者手帳を取得しておいて本当に良かったと思った。
時間もかからず職員が戻ってきた。

障害年金についての説明

障害年金について、市役所ではなく年金事務所へ行くと必要な書類を頂けて、申請も行えるそうだ。詳しくは年金事務所で聞くことになるが「市役所側で重複する箇所は説明できることがあるので」と、手にしたパンフレットをこちら側に向けて卓上に開く。
特に重要な箇所をページを巡りながら説明してくれた。

障害年金パンフレット

【需給要件】
需給要件は、私は[障害厚生年金]に該当する。
保険料の納付要件について、20歳から今までの保険料納付期間が3分の2以上あること。
私は20歳から離職転職を繰り返し、そのときに免除申請をしたかの記憶が曖昧で、前職に就く間に半年間無職期間がある。その後は2年非正規でフルタイムでパートをしていたが、このときも厚生年金に加入していたので自動で引き落とされていたはずだ。25歳で前職に10年勤めたので、3分の2は納付されているはずだと信じたい。
請求時期は2パターンあるのだが、説明を受けたにもかかわらずよく理解できなかった。年金事務所で改めて説明してくれるとのことなので、そこでは頑張って理解しようと思う。

【障害年金の額】
次に障害年金の額について。等級により変化するが、国民年金の場合、3級では障害年金をもらえない。私は厚生年金に該当するので、3級の場合、障害厚生年金(3級)と、報酬比例の年金額(最低補償額は596,300円)をもらえる。2級になると上記に加えて配偶者の加給年金と、国民年金の項目の障害者基礎年金(2級)795,000円がもらえる。私は障害者手帳の時点で3級なので、障害年金を申請したとして、恐らくそこでも3級になるだろうと思う。

年金事務所へ相談

一通り説明を受け理解が深まったところで、最後に私が行くべき年金事務所の住所と地図が書かれたA5サイズのプリントを渡された。2箇所ありどちらも同じ市なのだが、1箇所がちょうど歯科にかかっているビルの中にあったので、そこへ行くことにした。電話予約が必要なので、後日改めて赴く必要がある。

年金事務所連絡先

帰宅_記録の重要性

こうして説明は終了し、やるべきことを終えた私は帰りのバス停まで歩く。帰りのバスでも、障害者手帳を提示して運賃を半額にして頂いた。

途中、食糧の買い出しをして帰宅すると、パソコンから自身のブログ(ここ)を開いてすぐに初診日を確認し始めた。私はこうして何か出来事があったときは事細かく記事にしてブログにアップロードしているので、初診日ともなれば必ず記録しているはずだと確信していた。
予想通り、最初の病院の初診日の内容と、現在通っている2番目の病院の初診日の内容が、詳細に記録してあった。アナログの日記と違い、カテゴリーごとに分けているので検索が楽で数分で見つけられた。やめようと思っていたブログだが、続けていて本当に良かったと同時に、記録というものが如何に重要であるかを非常に痛感した。

年金事務所の予約については、疲れてしまったので後日近いうちに連絡しようと思う。
今日という日に頑張って市役所に行けて本当に良かった。