【歯科】セラミック完成→まさかの隙間

遂に、奥歯の削った部分にセラミックを嵌め込む日が来た。これでようやく歯科通いも終わる。
そう思って疑わなかった。

予約時間の25分前に到着すると、中年男性が1人座って待っていた。暫く彼と私の2人で待っていると、先に私が呼ばれた。

席に座ると、担当の先生が前回型取りした私の歯の模型を持って説明を始める。模型の奥歯には、出来上がってきたセラミックが被さっている。これを私の歯に取り付けるのだ。

いつも通りの麻酔の後、仮の被せ物を外す。そしていよいよセラミックを嵌め込み、噛み合わせの確認をしていく。

が、しかし。

すぐに椅子を起こされた。
いつの間にか撮影されていた、セラミックの入った奥歯の写真を見ながら、先生が話し始めた。
なんと、歯とセラミックの間に隙間が出きており、ピッタリと合わないのだ。
隙間の穴は、長さが3mm、幅が1mm程だと思う。
接着剤で塞がるらしいのだが、それでもこの隙間はよろしくないということで、このセラミックの取り付けは中止し、あらためて歯形を取るところからやり直すということになった。

ようやく今日で全てが完了すると思っていたのに。落胆で一瞬虚無に陥るが、どうあがいても仕方のないことだと己を説得させる。
この隙間の大きさからいって、型取り後の私生活において歯が欠けたとは思えない。そうだとしたら違和感や痛みが生じている筈である。そして、欠けるような硬いものは食べていない。
自身に心当たりがない(非はない)と心を落ち着けつつ、2度目の型取りも滞りなく終わり、最後に刺激臭のするいつもの仮蓋を流し込んで、本日の過程は終了した。

会計は無し。次回予約はセラミックが完成する20日後。
また3週間近く待つことになる。非常に怠い。
ちなみに、その日から1週間後は、口腔外科で抜歯施術がある。
非常に、非常に憂鬱そして怠い。